構造デザイナー 「セシル・バルモンド」の世界を観てきた。

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東京オペラシティ アートギャラリーでやっていたセシル・バルモンドの展覧会を観てきた。
内容としては、「自然界の事象に隠れている構造から本質的な部分を一般化できるアルゴリズムに還元して、それを建築に組み合わせる」といった感じ。

バナー

入り口最初の空間には「バナー」と呼んでいる垂れ幕?があり、まずはそれをかき分けて進む。
そこには大きな写真とセシル・バルモンドによる詩ともとれる文章が。

あるがままを観察することを通して、私たちはメタファーにかたちを与える。トスカーナの赤茶けた風景は、よく乾燥した木材の木目に見えてくる。クローズアップすると、木の葉や花は、光の粒子と絡み合っているのがわかる。赤々と燃える炎に山並みを見出し、湖沼の葦原に吹き渡る風の声を聞く。灼熱の砂漠や厳寒の凍てつく大地に、地表の褶曲のエネルギーを感じるだろう。波動はe=mc2の法則に従う。すなわち、エネルギーは物質の質量に光速の二乗を掛けたものに等しい。

レシプロカル・グリッド

次は2m×2mぐらいのパネルを連ねた空間に。
そこでは数字と法則について。

数字はエレメントである。数字(value)は宇宙のしくみそのものだ。感情や言語の向こう側で数字は完全な抽象で、暗号や記号やものごとの分類に使われる。他の方法ではできないような、秩序や流れを生み出すしくみをつくるのに最適なのである。数字は触媒である。ナンバー9は曼荼羅だ。かけ算の答えを一桁の数字で並べると、プトレマイオスの天動説のように、すべての円がナンバー9を中心に描かれる。

H_edge

「H_edge」っていう構造体は「x」の形をした厚さ3mmぐらいのプレートと鎖だけでできているんだけど、その堅牢さというか、堅さに驚いた。

7000枚のアルミプレートが2500mのステンレスのチェーンを直立させる。組み立てる時に張力を与えることでチェーンが1mm伸ばされ、アルミプレートがぴったりはめ込まれる。両者の作用によるプレストレスによって、この柱は自立する。
H_edgeは、決まった領域やヴォリュームをもたない。H_edgeは、二次元の形でも三次元の形でもない、中間的な存在なのだ。

コリドール

最後は最近の各プロジェクトのパネル。
やっぱりCCTVがすごい印象的。
コンセプトを構造と意匠がまったくブレずに具体化させている。
オレでもわかるぐらいに!

あとArupの中にも調査、研究、実験的な組織ができたとか。(OMAに対するAMO的な)
AGUっていうらしいよ。

何よりも説明の中の言葉が非常に詩的で、脳を刺激された。

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